「奈良ドリームランド」跡地、ついに落札 奈良市が公売
<2015-11-10付 朝日新聞HPより>
奈良ドリームランド跡地落札、30の遊具、75の建物…撤去費用は数億円 落札会社「どう再開発するか決まっていない」
<2015-11-11付 産経新聞HPより>
名うての廃墟物件www 奈良ドリームランド跡地
その跡地利用は建築制限により公共性の高い施設に限られるとか…
話変わるが、奈良にはめぼしい近代建築がとても少なくて、全国レベルで通用するのは、ドリームランド跡地の近所にある、明治の五大監獄のひとつ「奈良監獄(現在の奈良少年刑務所)」位しかない、と言っても決して過言ではないらしい。(当Blogでも2013年7月27日付けで訪問)
その奈良監獄も竣工(M41)から100年以上が経過し、当然のことながら施設の近代化や耐震化が必須
法務省は、正門のみを残し跡形もなく潰してしまった長﨑監獄の如く、とっとと建て替えたいのだろうけど、その文化的価値は奈良県も認めるぐらいに高く、保存の意向もあるらしい。いざ潰そうとするときっと保存運動も起こるだろう。(外野はとにかく喧しいのが通例w
でも収容されてる受刑者は言うに及ばす職員も含めて、不便で、かつ地震に対する危険性の高い建物で、ことさら危ない思いはされられないだろう。
で、そこで「ご提案」
ドリームランド跡地に「刑務所という名の公共施設」を新規に建設、刑務所をここに移転し、運営は民間委託、現在の奈良監獄はそっくり保存する、ちゅうのはアカンのだろうか???
建設以来あまり改修されていない奈良監獄には、そのぐらいの文化的価値があるらしい。
だいいち、直父的栄養豊富な煉瓦建築だしねーwww
提案内容はORJ 第82号の記事「勝手に奈良近遺調月報2013年2月」のパクリだが、冗談交じりの交換案が実現するといいね。
<参考>
刑務所の民間委託についての先例
美祢社会復帰促進センター
wikipedia:美祢社会復帰促進センター
wikipedia:
奈良監獄
明治の五大監獄
日本の廃道(ORJ) 第82号
勝手に奈良近遺調月報2013年2月
「奈良ドリームランド」跡地、ついに落札 奈良市が公売
http://www.asahi.com/articles/ASHC97SWCHC9POMB01B.html?iref=comtop_6_03
<朝日新聞HPより>
2006年に閉園した奈良市の遊園地「奈良ドリームランド」の跡地(約29・8ヘクタール)について奈良市は10日、公売を実施し、大阪市北区の不動産会社SKハウジングが7億3千万円で落札した。同社の担当者は落札後、跡地利用について「再開発の方向性はまだ決まっていない」と述べた。
跡地は遊園地を運営していた会社が固定資産税を滞納し、市が13年に差し押さえていた。入金が確認されれば17日に売却が決定する。
市によると、跡地は市街化調整区域にあり、土地の用途は原則として学校や福祉関係といった公共性の高い施設に限られる。昨秋も公売を実施したが、厳しい用途制限もあり入札者が現れなかった。
奈良ドリームランドは1961年に開園。東京商工リサーチによると、来場者は一時、年間約160万人に達したが、大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン開業(2001年)などの影響で来場者が伸び悩み、閉園した。(青山祥子)
奈良ドリームランド跡地落札、30の遊具、75の建物…撤去費用は数億円 落札会社「どう再開発するか決まっていない」
http://www.sankei.com/west/news/151110/wst1511100080-n1.html
<読売新聞HPより>
平成18(2006)年に閉園以降、遊具や建物がそのまま放置されていた奈良市の「奈良ドリームランド」跡地(約30ヘクタール)。10日に行われた再公売で、ビル賃貸業「SKハウジング」(大阪市北区)に最低入札価格(7億3千万円)で落札されたが、同社は「具体的にどう再開発するかは決まっていない」とする。市中心部の広大な土地はどう活用されるのか、注目される。
甲子園球場8個の広さ…まさか遊園地で再利用!?
この日の公売に応札したのはSKハウジングのみ。仲川げん市長は落札を受け、「落札されたことで市税の確保が図れたと考えている」とコメントした。今後1週間以内に納金されれば、落札が正式に決まる。
だが、跡地には約30の遊具のほか、立体駐車場など75の建物が放置されたままで、数億円とみられる撤去費用は落札者負担。さらに、跡地は市街化調整区域や風致地区に指定されているため、建設できるのは医療施設や社会福祉施設、学校、スポーツ施設などに限られる。
テーマパークとしての再利用は可能だが、改めて建造物を建てるには、現在の市条例により、10メートル以下の建造物しか建てられない。市開発指導課によると、SKハウジングからは事前に跡地に関する相談などはなかったという。
落札後、取材に応じたSKハウジングの担当者は再開発について、「詳しくは決まっていない」とする一方、「規制の問題はクリアできる」と回答。現状の規制下で、収益性のある再開発は可能との認識を示した。
同社は大阪のほか東京、仙台、福岡などでオフィスビルやタワーマンションの賃貸事業を展開。24年には大阪・心斎橋のオフィスビルを約50億円で、今年6月には大阪・船場のオフィスビルを約100億円で取得するなど、積極的な不動産投資を行っているが、ドリームランド跡地のような大規模な土地の再開発は「社として初の試みになる」(担当者)という。